神の啓示を受けてMacBookProをArchLinuxにして幸せになる方法

2019-02-06

二週間ほど前、早朝に突然目が覚めて、神の啓示を受けた。

Goodなプログラマになりたいのなら、自由なソフトウェアだけ使いなさい、
Successfulなプログラマになりたいのなら,,, お前は敵だ!!

VS

この投稿はArchLinuxで書いている。
こんな宇宙と一体になったような感覚はいままで味わったことがない。

勘違いしないで欲しいのだけれど、僕は10代からゴリゴリプログラムを書いていた天才タイプでないし、
数学好きのゲームマニアや電子工作とアニメが好きなオタクでもない。

幸せな家庭を持ち、コミュニケーション能力に長けた、
ポジティブなバイヴスをもった茶髪のイケメンサーファーである。
(有能なプログラマであるかどうかは君たちの豊かな想像力に任せる)

だからどうしたって?

もはや不自由なソフトウェアはオタクだけの問題ではないのだ!
紛い物の自己啓発に去勢されたキラキラペテン師や、怠けることしか能がないのに
自分はできると勘違いしたエセ技術者の常識を、社会を、壊さなければならない。
未来の子供たちには愛のあるフリーソフトウェアが必要だ!

そしてこの投稿をWindowsで見ている君、
君は静かにタブ、いやIEごとアンインストールしてくれていい。

では前置きが必要以上にアツくなってしまったが以下、
移行(解脱)作業のメモを残しておく。
2015年4月時点での情報なので気をつけて欲しい。

困ったところ

  • MacBookPro2013にArch入れる情報が少ない
  • UbuntuとかMintのノリですぐ終わると思ったら2日かかった
  • Retinaなので最初、コンソールの文字小さかった
  • なぜか画面が暗かった
  • ネットつなぐのに苦労した(デフォの無線driverはダメだった)
  • facetime cameraがUSBじゃなくてPCIeになったからdriverまだできてない
  • 唯一の開発機だったから作業中にアラート上がったけど対応遅れた。どんまい

参考サイト

ArchWiki(マントラ)
qiita記事
http://blog.kenkov.jp/2012/10/06/archlinux_install_on_macbook_air.html

構成

MacBookPro13inc Retina (Late2013)
SSD 256GBの半分をArchに当てて、OSXとデュアルブートするようにした。
OSXを使う可能性は限りなくゼロに近いが、お仕事というのは恐ろしい。

やったこと

ArchLinuxのboot usbつくる

イメージサイズは500MBちょっとだった。
OSXでddコマンド実行した。

OSXをクリーンインストール

マントラで強く勧められている。此処から先は引き返せないぞ!

OSXのパーティションを半分に

Cmd+Rを押しながらMacを立ち上げて、GUIからDiskのパーティションを変更。
OSXに半分を割当て、残りは空にしておいた。

Arch用ファイルシステム

イメージの入ったUSBを刺してAltを押しながら起動。
USBを選択すると、Archのコンソールが立ち上がる。
コンソールからcgdiskでPC上のdiskにファイルシステムを作る。

/dev/sda4 HFS+       200MB (af01)
/dev/sda5 Linux      100MB (8300)
/dev/sda6 Linux swap 16GB  (8200) <-メモリの倍っていう噂だったけど、十分にメモリあるから必要なさそう。 
/dev/sda7 Linux      残り      (8300)

※カッコ内はフォーマットコード

マウント

/dev/sda5 248M ext2 /mnt/boot
/dev/sda6 16G swap swap
/dev/sda7 99G ext4 /mnt

fstabを設定。

Archの基礎部分をインスコ

pacstrap base base-dev
mirror serverの設定は忘れないこと!(わすれて2時間損した)

インスコしたArchに移動

$ arch-chroot /mnt

フォントでかくする(重要)

ほんとに見えなかった。
$ setfont sun12x22

画面明るくする

$ nano /sys/class/backlight/intel_backlight/brightness

有線接続

MacBookProの無線LANチップドライバがデフォになかった。
dfcpcd起動
usb->lanの変換アダプタを買いに電気屋に走れ!(2,000円くらい)

[追記]今思えばUSBデザリングで良かった

基本設定

hostname
useradd
sudoers
locale
yaourt導入

yaourtは開発が終了しています。(Requesting official statement from developers · Issue #382 · archlinuxfr/yaourt)
下記から開発が継続しているパッケージマージャーを使用してください。
AUR ヘルパー - ArchWiki

GRUB設定

ハマった。OSX起動しなくてもいいやとおもって、

  • boot領域のマウント

/dev/sda1を/mnt/boot/efiにマウントした。

Device         Start       End   Sectors   Size Type
/dev/sda1         40    409639    409600   200M EFI System
  • bootloaderの設定

grub-efiをインストールしてrebootしたら最初にArchが立ち上がるようになった。
GRUBをexitすればOSXも立ち上がったのでかっこ良くないけど問題なし。

$ modprobe dm-mod
$ grub-install --target=x86_64-efi --efi-directory=/boot/efi --bootloader-id=arch_grub --recheck --debug
$ mkdir -p /boot/grub/locale
$ cp /usr/share/locale/en\@quot/LC_MESSAGES/grub.mo /boot/grub/locale/en.mo
$ grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

無線LANの設定

wpa_supplicantとwpa_passphraseを入れた。
チップは03:00.0 Network controller: Broadcom Corporation BCM4360 802.11ac Wireless Network Adapter (rev 03)だったのでdriverのb43とbroadcom-wlを入れた。

$ iw devでデバイスが見えたら$ sudo wifi-menuで設定できる。

画面のブルーライトをカット

f.luxがUbuntuしかなかったからRedshftいれた

clipboard

履歴管理したいからmanagerとしてcopyQをインスコ

zsh

oh-my-zshいれてhistory検索するにpeco入れた。
http://qiita.com/kp_ohnishi/items/3009e2083831af3a7c5c

時間かかるコマンドを使うしtwitter捗るのでzsh-notify入れた

Xorg

素直にインストール

Xfce

Desktop環境をチョイス。
最初はawesomeにチャレンジしたけど、物心ついたらGUI世代にはキツかった...

日本語入力

mozc入れた
XfceのGUIで設定した

スピーカー

音がでなかった
ミュート解除$ amixer sset Master unmuteして
$ alsamixerからmasterのヴォリューム変えた

ファンコントローラー

センサーとfanが連動してなかったのでプログラム入れた
https://github.com/dgraziotin/mbpfan

フォント

Ricty入れた

ブラウザ

chromeとfirefox入れた

Emacs

Macから.emcas.d持ってくるだけでほぼ完璧に動いた。

#Mac  #Linux  #archLinux