二週間ほど前、早朝に突然目が覚めて、神の啓示を受けた。
Goodなプログラマになりたいのなら、自由なソフトウェアだけ使いなさい、
Successfulなプログラマになりたいのなら,,, お前は敵だ!!
この投稿はArchLinuxで書いている。
こんな宇宙と一体になったような感覚はいままで味わったことがない。
勘違いしないで欲しいのだけれど、僕は10代からゴリゴリプログラムを書いていた天才タイプでないし、
数学好きのゲームマニアや電子工作とアニメが好きなオタクでもない。
幸せな家庭を持ち、コミュニケーション能力に長けた、
ポジティブなバイヴスをもった茶髪のイケメンサーファーである。
(有能なプログラマであるかどうかは君たちの豊かな想像力に任せる)
だからどうしたって?
もはや不自由なソフトウェアはオタクだけの問題ではないのだ!
紛い物の自己啓発に去勢されたキラキラペテン師や、怠けることしか能がないのに
自分はできると勘違いしたエセ技術者の常識を、社会を、壊さなければならない。
未来の子供たちには愛のあるフリーソフトウェアが必要だ!
そしてこの投稿をWindowsで見ている君、
君は静かにタブ、いやIEごとアンインストールしてくれていい。
では前置きが必要以上にアツくなってしまったが以下、
移行(解脱)作業のメモを残しておく。
2015年4月時点での情報なので気をつけて欲しい。
困ったところ
- MacBookPro2013にArch入れる情報が少ない
- UbuntuとかMintのノリですぐ終わると思ったら2日かかった
- Retinaなので最初、コンソールの文字小さかった
- なぜか画面が暗かった
- ネットつなぐのに苦労した(デフォの無線driverはダメだった)
- facetime cameraがUSBじゃなくてPCIeになったからdriverまだできてない
唯一の開発機だったから作業中にアラート上がったけど対応遅れた。どんまい
参考サイト
ArchWiki(マントラ)
qiita記事
http://blog.kenkov.jp/2012/10/06/archlinux_install_on_macbook_air.html
構成
MacBookPro13inc Retina (Late2013)
SSD 256GBの半分をArchに当てて、OSXとデュアルブートするようにした。
OSXを使う可能性は限りなくゼロに近いが、お仕事というのは恐ろしい。
やったこと
ArchLinuxのboot usbつくる
イメージサイズは500MBちょっとだった。
OSXでdd
コマンド実行した。
OSXをクリーンインストール
マントラで強く勧められている。此処から先は引き返せないぞ!
OSXのパーティションを半分に
Cmd+Rを押しながらMacを立ち上げて、GUIからDiskのパーティションを変更。
OSXに半分を割当て、残りは空にしておいた。
Arch用ファイルシステム
イメージの入ったUSBを刺してAltを押しながら起動。
USBを選択すると、Archのコンソールが立ち上がる。
コンソールからcgdisk
でPC上のdiskにファイルシステムを作る。
/dev/sda4 HFS+ 200MB (af01)
/dev/sda5 Linux 100MB (8300)
/dev/sda6 Linux swap 16GB (8200) <-メモリの倍っていう噂だったけど、十分にメモリあるから必要なさそう。
/dev/sda7 Linux 残り (8300)
※カッコ内はフォーマットコード
マウント
/dev/sda5 248M ext2 /mnt/boot
/dev/sda6 16G swap swap
/dev/sda7 99G ext4 /mnt
fstabを設定。
Archの基礎部分をインスコ
pacstrap base base-dev
mirror serverの設定は忘れないこと!(わすれて2時間損した)
インスコしたArchに移動
$ arch-chroot /mnt
フォントでかくする(重要)
ほんとに見えなかった。
$ setfont sun12x22
画面明るくする
$ nano /sys/class/backlight/intel_backlight/brightness
有線接続
MacBookProの無線LANチップドライバがデフォになかった。
dfcpcd起動
usb->lanの変換アダプタを買いに電気屋に走れ!(2,000円くらい)
[追記]今思えばUSBデザリングで良かった
基本設定
hostname
useradd
sudoers
locale
yaourt導入
yaourtは開発が終了しています。(Requesting official statement from developers · Issue #382 · archlinuxfr/yaourt)
下記から開発が継続しているパッケージマージャーを使用してください。
AUR ヘルパー - ArchWiki
GRUB設定
ハマった。OSX起動しなくてもいいやとおもって、
- boot領域のマウント
/dev/sda1を/mnt/boot/efiにマウントした。
Device Start End Sectors Size Type
/dev/sda1 40 409639 409600 200M EFI System
- bootloaderの設定
grub-efiをインストールしてrebootしたら最初にArchが立ち上がるようになった。
GRUBをexitすればOSXも立ち上がったのでかっこ良くないけど問題なし。
$ modprobe dm-mod
$ grub-install --target=x86_64-efi --efi-directory=/boot/efi --bootloader-id=arch_grub --recheck --debug
$ mkdir -p /boot/grub/locale
$ cp /usr/share/locale/en\@quot/LC_MESSAGES/grub.mo /boot/grub/locale/en.mo
$ grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
無線LANの設定
wpa_supplicantとwpa_passphraseを入れた。
チップは03:00.0 Network controller: Broadcom Corporation BCM4360 802.11ac Wireless Network Adapter (rev 03)
だったのでdriverのb43とbroadcom-wlを入れた。
$ iw dev
でデバイスが見えたら$ sudo wifi-menu
で設定できる。
画面のブルーライトをカット
f.luxがUbuntuしかなかったからRedshftいれた
clipboard
履歴管理したいからmanagerとしてcopyQをインスコ
zsh
oh-my-zshいれてhistory検索するにpeco入れた。
http://qiita.com/kp_ohnishi/items/3009e2083831af3a7c5c
時間かかるコマンドを使うしtwitter捗るのでzsh-notify入れた
Xorg
素直にインストール
Xfce
Desktop環境をチョイス。
最初はawesomeにチャレンジしたけど、物心ついたらGUI世代にはキツかった...
日本語入力
mozc入れた
XfceのGUIで設定した
スピーカー
音がでなかった
ミュート解除$ amixer sset Master unmute
して
$ alsamixer
からmasterのヴォリューム変えた
ファンコントローラー
センサーとfanが連動してなかったのでプログラム入れた
https://github.com/dgraziotin/mbpfan
フォント
Ricty入れた
ブラウザ
chromeとfirefox入れた
Emacs
Macから.emcas.d持ってくるだけでほぼ完璧に動いた。